アスカソドリーム ZERO ascaso DREAM ZERO
対応機種:ascaso / DREAM ZERO
使用前の準備
■ マシン本体と付属品
◎ ascaso DREAM ZERO 本体
◎ アース付きプラグ(A)
◎ フィルターホルダー(2スパウト)(B)
◎ 筒型スチームチップ(C)
◎ 1つ穴スチームチップ(D)
◎ アルミ製タンパー(E)
◎ メジャースプーン(F)
▼ バスケット類
◎ シングルバスケット(1カップ用)×1(J)
◎ ダブルバスケット(2カップ用)×1(K)
◎ スーパークリームフィルターバスケット(1カップ用)×1(G)
◎ スーパークリームフィルターバスケット(2カップ用)×1(H)
◎ POD用バスケット×1(K)
■ その他の準備物
◎ グラインダー各種
◎ ミルクピッチャー(小さめのもの)(L)
◎ ノックボックス(M)
◎ ショットグラス(N)
◎ ガスケット用クリーニングブラシ(O)
◎ リンザ(ミルク用洗剤)(P)
◎ スケール(Q)
◎ 清潔な布巾
※使用する際、マシンから大量の蒸気がでます。マシン周りが水濡れする可能性がありますので、できるだけ周りが水に濡れても大丈夫な環境を整えてから使用してください。
使用前の準備
▼ 水を入れる
タンクに水を6~8割ほど入れます。
※途中で水がなくなって空焚きにならないように注意してください。
▼ 電源を入れる
中に同梱されているアース付きプラグを使用し、コンセントをつないでください。
中央の電源スイッチを下にして、電源を入れます。
▼ 温度を確認する
3つのランプが全て点灯し温度計が上昇します。
75℃~になり左右のランプが消えると、準備が出来た状態になります。
※温度計は厳密ではなく、おおよその温度を示しています。
POINT
次からの段取りは、作るメニューによって変わります。
→エスプレッソを抽出する
→エスプレッソを抽出する
→スチームミルクを作る
どちらからとりかかっても構いません。スチームミルクを先に作るとだんだんしぼんでいくので、基本的にはエスプレッソから先に作ることをおすすめします。
エスプレッソを抽出する
▼ 温度を適温にする
抽出の適温は93~100℃程となります。
左のスチームスイッチを下げて、温度をあげます。
メーターが100℃前後になれば左のスイッチを上げてください。
→先にスチームミルクをつくる場合はこちら
POINT
スチームミルクを作った後は高温になっているため、温度を下げる必要があります。
左のスチームスイッチを上げます。次に右側の抽出スイッチを下げて、お湯を出し続けると温度が下がります。
※この時、使用していないカップやミルクピッチャーを抽出口の下に置き、そこにでてきたお湯を溜めて下さい。
温度計は厳密ではなく、おおよその温度を示しています。
抽出口から、お湯と一緒に水蒸気がでなくなれば、100℃以下になっているはずですのでそれを目安にしてください。
▼ コーヒー豆を挽く
コーヒー豆を挽き、ポルターフィルターにコーヒー粉をいれます。
スケールで任意の量を計ってください。
▼ タンピングする
ポルターフィルターにコーヒー粉をいれたら、タンパーを使用してタンピングを行います。
▼ ポルターフィルターをセットする
ポルターフィルターを抽出口にセットします。
持ち手を斜め左45°の角度からはめ込み、中央に少し回して固定してください。
▼ ショットグラスをセットする
抽出口の下にエスプレッソをいれるショットグラスを用意します。
▼ 抽出を開始する
抽出口にしっかりセット出来た事を確認して、右側の抽出スイッチを下げます。
POINT
ノックボックスを使用して、ポルタ―フィルターの抽出後のコーヒー粉を廃棄します。高温になっているコーヒー粉を片手で手を汚さず廃棄できるので便利です。
エスプレッソ抽出後のコーヒー粉は非常に熱くなっていますので、扱いには注意してください。
スチームミルクをつくる
▼ スチームスイッチをいれる
一番左のスチームスイッチを下にします。
ランプが点灯し、徐々に温度が上がります。
※同時に一番右のランプも点灯します。
▼ スチーム可能な状態にする
スチーミングが可能な状態になると、一番右のランプが消えます。
スチームスイッチを入れて右のランプが消えるまでの間、抽出口から蒸気と軽い水しぶきが出ます。
この時、内部から「トッ、トッ、トッ・・・」という音が約2秒おきに鳴りますが、正常な動作です。
POINT
下の受け皿の水がいっぱいになると、底に水漏れすることがあります。溢れる前に排水トレイの水を捨ててください。また、以下の方法どちらかで対応してください。
● ミルクピッチャーやカップを設置し水滴を溜める。
● コーヒー粉の入っていないポルターフィルターをはめて、その下にミルクピッチャーやカップを設置する。
※注意※
ポルタ―フィルターにコーヒー粉をいれたままスチーミングした場合、ポルタ―フィルターを取り外すときに圧力がかかった粉が爆発することがあります。
大変危険ですので、スチームチップからもスチームがでなくなる状態にし、温度をしっかり下げて、時間を置いてから取り外してください。
▼ スチームチップ内の不要な水分を排出させる
本格的にスチームを始める前に、1度、右側上部にあるスチームタップを手前に軽く回して、スチームチップの先端に溜まった不要な水滴をカップなどに排出して下さい。吐き出したら、スチームタップを元に戻します。(これをフラッシングといいます)
▼ スチーミングを開始する
ミルクピッチャーにスチームチップの先端を浸して、スチームタップを目一杯手前に回してください。スチームが勢い良く放出されます。
スチームが出続けると、スチーム圧や温度が下がることにより、再度右のランプが点灯します。続けてスチーミングする場合、スイッチをそのままにしておくと温度が上昇し、また右のランプが消えたところでスチーミングが可能となります。
POINT
ascaso DREAMには2種類のスチームチップがついています。それぞれスチーミングの方法が違いますので、使用しやすい方をお使いください。
● 筒型スチームチップ
穴の位置をミルクの液面あたりにあわせて、穴から空気を取り込みながらスチーミングしてください。
● 一つ穴スチームチップ
チップの先をミルクに少し沈めて、スチーミングしてください。
▼ フラッシングをおこなう
スチーミングが終わったら、ノズルに吸い込んだミルクを吐き出すために、すぐに一度軽くスチームをだしてください。(フラッシング)
高温になっているので濡らした清潔な布やダスターで先端を軽く包み込むようにしておこない、スチームチップについたミルクも一緒にすぐにふき取ってください。
最後にスチームスイッチを上にあげます。
※乾いた布だと火傷する危険性がございます。
POINT
スチーミングを行うと、見えないノズル内部にもミルクが吸い上げられ、そのままにしておくとタンパク質が固まりノズルが詰まる恐れがあります。故障の原因や、味の低下、食中毒にもつながりかねないので、必ず毎回フラッシングを行い、使用した後は、ミルク用洗剤にて洗浄を行ってください。
スチームスイッチを元に戻す際に、「ゴーーーーッ」という蒸気や水滴を吐き出す音がしますが、正常な動作となります。
機械全体が高温になっているので、温度が下がるまで時間がかかります。
▼ エスプレッソと合わせる
エスプレッソと出来上がったスチームミルクを合わせます。
カフェラテやカプチーノを楽しんでください。
POINT
ラテアートを作ってみたいという方は、まずはしっかりしたスチームミルクをつくることを目指してみてください。いろんな方法はありますが、練習あるのみ!
自分なりの方法をみつけていってくださいね。
使用後のクリーニング
▼ ミルク専用洗剤で洗浄する
ミルクを使用した後は、ミルク専用の洗剤で洗浄する必要があります。
ピッチャーなどに希釈した洗浄液をいれ、スチーミングして沸騰させます。そのままスチームの先端とスチームチップを30分漬け置きします。漬け置き後、水をスチーミングしてすすぎます。きれいな水になるまで何度か繰り返してください。
▼ 湯通しする
右側の抽出スイッチをいれて、抽出口からピッチャーなどにお湯を出してください。
受け皿にたまった水などもきれいにしてください。
▼ シャワーネットを掃除する
シャワーネットにコーヒー粉がついた場合、グループ用クリーニングブラシなどを使って綺麗にして下さい。
湯通ししながら行っても大丈夫です。
▼ 受け皿にたまった水を捨てる
最後にたまった水を捨ててきれいにします。
作業中も必要であれば、水があふれそうになる前にこまめに捨ててください。
▼ マシンを清潔な布で拭く
マシン全体は清潔な布で拭いてください。
毎日一日一回クリーニングしていただくことで、きれいに長く使用していただけます。定期的なメンテナンスも大切になりますので、下記の「メンテナンスについて」もぜひご確認ください。
メンテナンスについて
▼ 洗剤類
- ■リンザ
- ミルクのスチーミング後の残留牛乳タンパク質や固形物となるものを除去します。
商品の詳細は、こちらから。
- ■グループ用クリーニングブラシ
- シャワーネットにコーヒー粉がついた場合、ブラシなどで綺麗にして下さい。
グループガスケット用クリーニングブラシです。周りに付着したコーヒー粉をこすり落とします。
商品の詳細は、こちらから。
▼ パーツ交換について
マシンには、何度も使用していると、交換が必要になるパーツがいくつかございます。摩耗したパーツを使い続けていると、エスプレッソの味にも影響してくるので、定期的な交換をおすすめしています。
特に、ゴム製品は経年劣化で硬くなっていき、水漏れなどの原因になることがあります。調子が悪い場合は、パーツの状態を確認するようにしてください。
- ■グループガスケット
- 抽出口についている黒いゴム製のパーツです。使用するにつれ硬化していきます。
使用頻度にもよりますが、半年に1度程の頻度で交換しておくと簡単に取り換えが可能です。
商品の詳細は、こちらから。
- ■シリコンガスケット
- シリコンガスケットを交換する際は、交換パーツセットをご購入いただき、その他パーツも一緒に交換することをおすすめしています。
交換時期の目安は約1年です。ガスケットは約6ヶ月ごとの交換を推奨しておりますので、単品でご購入ください。
交換パーツセットの詳細は、こちらから。
- ■ワンドOリング
- ワンドOリングを交換する際は、シリコンガスケットと同じく交換パーツセットをご購入いただき、その他パーツも一緒に交換することをおすすめしています。
交換時期の目安は約1年です。
交換パーツセットの詳細は、こちらから。
旧タイプとの仕様の違いについて
ascaso DREAM ZEROは製造年により、仕様が変更になっています。
お使いのマシンがどちらのタイプなのか、以下を参考にご確認ください。
シャワースクリーン
ワイドシャワースクリーンが標準装備となり、旧タイプの仕様と比べ、広い面積のシャワープレートからお湯が出るようになりました。
旧タイプについては、下記パーツを別途ご購入して、パーツ交換いただければ現行タイプと同じようにお使いいただけます。
LEDランプ
赤色のランプから、白色のLEDランプに変更になりました。
付属品
付属バスケットの内容が、下記に変更されています。
■シングルバスケット×1
■ダブルバスケット×1
■スーパークリームシングルバスケット×1
■スーパークリームダブルバスケット×1
■POD用バスケット×1
よくある質問
みなさまからよくいただく質問に回答しています。
ご不明な点がございましたら、一度ご確認をお願いいたします。
よくある質問